英語のリスニングを解説
英語を学ぶ人にとって一番最初に始めること。それはまず聞くことからはじまるんや。これは赤ちゃんを想像しとっただければわかりやすいかもしれまへん。赤ちゃんはまず聞いていますわ、ほんで声を出します、次はなんでっしゃろか?読みます、ほんで書きまんねん。水泳を習う人はまず水に入り、水に慣れることから始めまんねん。スキーを習う人も最初は雪の上を歩くことから始まるんや。英語を習う人も一緒やけどアンタ最初は聞く。なんちうかリスニングちうものから始まるんや。
テレビのCMやいまはやりの歌やらなんやらは意識していなくてもいつのまにか口ずさむほど覚えてしまっとるっていう体験をしたことはおまへんか?実は英語にも同じこといえるんやね。ひたすら聞くんや。するとはじめは速くて、一つ一つの単語やその意味がわかりまへんんやけどアンタ、流れや調子に慣れるだけで十分や。はじめは意味がわかりまへんのはあたりまえやしね。ひたすら聞き続けておくんなはれ。英語の聞き方にも読書での多読と同じように個々の単語や語句にはとらわれず、とにかくどんどん英語を耳の中に流し込む作業をおすすめしまんねん。
3ヶ月程度でっしゃろか、ひたすら聞くことをくりかえすことで耳が英語に慣れてくるのがわかると思うで。そうなりよったら次はひとつひとつの言葉をひろってみたりするのもええでっしゃろ。わかりまへんからこそわかるようになるために聞くちう気持ちで望んでみておくんなはれ。
相手の言うことが聞きとれなけれは、なんぼ短い文章を暗記していても、会話にはなりまへんよね。リスニングとはコミュニケーションの第一歩でもあるんや。
聞く力が十分についてくれば相手の言うことがよく理解できるようになってきまんねん。そうすると、話す力がウチにそれほどなくても、なんとなく会話は成り立ってきまんねん。
よくスピーキングとリスニング、どちらをヒイキしたらよいでっしゃろか?ちう質問もあるんやがほなら海外旅行にいったときのことを想像してみまひょ。外国に行って、現地の人の言うことがよくわかり、空港なとのアナウンスをはじめ観光カイドの説明やらなんやらか聞いていてよく理解できればカタコト英語しか話せへんとしてもじつはあまり困りまへんんやね。せやけどダンさん旅行ガイドブックからの短い文章をいくつか喜んで暗記していても、聞こえなければまるっきし役に立たないちうことがわかるでっしゃろ。
このようにリスニングちう行為には、外国語でコミュニケーションをとりたい人にとっては何よりも大切なことではおまへんのでっしゃろか?
英語のリスニングの力をあげるにはなるべく生の英語を意識して聞くようにしまひょ。中には外国語の上達には、ネイティブスピーカーの恋人をもつのが一番ともいう話もあるんやがこればかりは相手があっての話やし、言語習得のためにネイティブスピーカーの恋人を持ちたいなんていったら相手はええ気はせんでっしゃろね。
今ではインターネットちうものをつかって海外の音声を聞くことも簡単になったんや。是非英語のもつリズム、息づかいに触れてリスニングの力をつけてみておくんなはれ。